うさぎの耳より情報 No.180 うさぎのしつけ 古典的条件付け
2021年05月12日
皆様、こんにちは。
皆さん、うさちゃんにしつけはされていますか?
もしかしたら、うさぎは覚えないから…とあきらめているのではないでしょうか?
「しつけ」と一言で言っても、さまざまな考え方があります。
今回は、しつけの基本の「古典的条件付け」についてお話します。
「古典的条件付け」と聞くと、何やら難しい感じがしますが、「パブロフの犬」と聞くと、皆さんも一度は耳にしたことがあるかと思います。
パブロフという学者が犬のよだれについて研究するため、犬に食物を与える前にベルを鳴らす、というテストを繰り返し行いました。すると、何度もこのテストを行った犬は、食物を与える前にベルの音を聞くだけでよだれを出すようになる、ということに気づいたのです。
このよだれを出すという無条件反応を、よだれとは全く関係のない、ベルという特定の刺激によって反応を起こさせることを「古典的条件づけ」と言います。
実はこれは、うさちゃんの生活にも取り入れることができます。
例えば、うさちゃんがお休みする時、ケージにカバーをかけてあげる前にうさちゃんの好きな香りをかがせてあげます。その後は、うさちゃんのお休みタイムとして、そっとしておいてあげてみてください。
これを繰り返すと、その香りをかぐだけで、うさちゃんは落ち着くようになるかもしれません。私たちでも経験があるようなことですよね。
こんな風に「古典的条件づけ」は、私たちやうさちゃんの日常にも取り入れることができる考え方です。
皆さんもぜひ試してみてくださいね。
次回もうさちゃんのうんちくをお話していきます。お楽しみに!