うさぎの耳より情報 No.208 食欲の秋はうさちゃんの季節!?
2021年11月24日
皆様、こんにちは。
秋といえば、「食欲の秋」ですよね。「食欲の秋」と言われる理由には諸説ありますが、夏バテして食欲が低下していたのが涼しくなって回復してくるというのや「実りの秋」というように秋に獲れる作物はたくさんあり、美味しくてつい食べ過ぎてしまうことからきています。もしかして、これはうさちゃんにも当てはまるのではないでしょうか。
そこで今回は、うさちゃんの食欲についてお話します。
「うちの子は食いしん坊」と思っている飼い主さんは多いと思います。牧草やフードのパッケージを開けるだけで寄ってきたり、おやつを何度も欲しがったり…。これらの音や匂いに反応しているのはもちろんですが、反応するのは食欲があるからこそ。
さらにより新鮮で美味しいものを好むことからも分かるように、うさちゃんはとってもグルメなのです 。
では、うさちゃんはどのくらいグルメなのでしょうか?
味覚の優劣を比べるには、味蕾(みらい)という器官の数によって考えることができます。味蕾とは、舌にある食べ物の味を感じることができる小さな器官。ちなみに人間の味蕾の数は約10,000個なのに対し、うさちゃんは約17,000個ですから、うさちゃんの方が人間よりずっと味覚が優れているといえます。
そんな味覚が優れているうさちゃんも、実は食べてはいけないものの区別はできないようです。
うさちゃんが自然界で暮らしていた頃は、集団を作って暮らしていました。周りにはたくさんの種類の草がありましたから、中には毒性のものもあったはずです。
でも仲間が食べているものを食べて育ちますから、最初は区別できなくても、成長する中で自然と食べていいものを覚えていったのかもしれませんね。
私たちと暮らすうさちゃんとっては、私たち飼い主が親であり、兄弟になるわけですから、食べていいものを教えてあげるのは私たちの役割です。
うさちゃんが喜んでくれるからと、つい美味しいものを色々あげたくなりますが、うさちゃんはグルメなうえに甘みも分かるため、美味しい味をどんどん覚えてしまいます。
うさちゃんの健康を維持するためには、主食はあくまでも牧草とフード。美味しいもののあげすぎには注意してくださいね。
次回もうさちゃんのうんちくをお話していきます。お楽しみに!