うさぎの耳より情報 No.213 干支の動物たち
2021年12月29日
皆様、こんにちは。
今年も残すところ3日となりましたね。新年を迎える準備に大忙しの頃でしょうか。
来年は寅年。ということは…いよいよ再来年は、待ちに待ったうさぎ年がやってきます!
干支と言えば、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の12の動物ですが、この動物の順番はいったいどうやって決まったのか知っていますか?
今回は、干支の動物たちについてお話します。
干支の由来には諸説ありますが、昔からの言い伝えの中でこんなお話があります。
むかしむかしある年の暮れのこと。神様は動物たちを呼んで、元旦に挨拶に来るようにと話しました。そして「一番早く来たものから十二番目までを順番に一年ずつ、その年のリーダーにしてあげましょう。」と伝えました。
ところが、猫は集まりに参加するのを忘れてしまい、いつ神様に挨拶に行けばいいのかをネズミに聞きました。するとネズミは、わざと2日だと教えるのです。
牛は歩くのが遅いので、元旦に着くために前の日から出発しました。それを知ったネズミは牛に気づかれないように、牛の背中に飛び乗ります。牛は一番に到着しますが、その直前にネズミが飛び出し最初に挨拶をしたため、一番目がネズミに、続いて二番目が牛となりました。
3番目からはスピード勝負で、とらの次がうさぎだった…というわけです。
ちなみに猫は2日の朝早く神様に会いに行きましたが、干支には入れませんでした。それ以来、猫はネズミを見ると追いかけるようになったそうです。
なんともネズミはずる賢いなぁというお話ですが、うさぎ好きが注目したいのは、うさぎがなぜ4番目になれたのかという点。
実は、実際の走るスピードで考えると、とらが時速49〜60kmなのに対し、うさぎは40kmで走れるそうですから、この順番は理にかなっているのかもしれません。
ちなみに人間は、世界最速のウサイン・ボルトで時速にすると37.6km。人間の最速を以ってしてもうさぎの脚力には敵わないようです。
来年は寅年ですが、近づきつつあるうさぎ年を楽しみに、皆様とうさちゃんにとって良い年となりますように。
来年もまた、さまざまなうさちゃんのうんちくをお話していきます。お楽しみに!!