うっ滞について知ろう!
2024年07月14日
日々しっぽをご覧の皆様こんにちは
海老名店の高嶺です
人もうさぎも体調を崩しやすい季節ですが、グルーミングでご来店するうさちゃん達の中には今が換毛期のピークを迎えている子が多くいます。
↑換毛中、いっぱい毛を取られたはちみつ(ちょいオコ)
換毛期といえばやはり怖いのはうっ滞のリスクが高まるというところ
夏バテ気味で食欲が落ちる子も増える一方で、抜け毛が多い時期だと「もしかしてうっ滞かも??」と不安になりますよね××
実際にうっ滞を経験して不安を感じたことがある方も多いのではないでしょうか💭
今回はそんな「うっ滞」について掘り下げていきたいと思います
胃腸うっ滞=胃腸の動きが滞る状態であり、ストレスや繊維質不足、病気等、うっ滞が起こる原因は多岐にわたります。換毛期の際は抜け毛による毛玉が胃腸内に溜まって胃腸が閉塞する病気「毛球症」が原因のうっ滞が起こりやすいです
典型的な症状としては、食欲不振・糞が小さくなったり少なくなることが挙げられます🤔
うさちゃんにはありがちの症状ですが、胃腸の動きが悪くなった原因を探っていくと思いもよらない病気が隠れていることもあり、自宅でのマッサージ等のケアや病院での投薬ですぐに治るケースもあれば同じうっ滞でも重篤な状態に陥ってしまうケースもあります
うさちゃんは具合が悪くても隠すのがとても上手な動物さんなので、食欲がない以外に異常がない場合でも詳しく検査してみると「大きな病気が隠れていた…」「かなり深刻な状況だった…」ということも珍しくありません。
例えば…
・女の子の場合だと子宮ガンも怖い病気の一つですが、それが肺や骨等に転移して苦しかったり痛かったり何らかの苦痛が食欲不振という症状としてあらわれ、そこからうっ滞に繋がってしまうケース
・特にシニアさんに多い腎不全による食欲不振、なんとなく元気がない、痩せてくる等の症状がどれもシニアさんにはよく見られる老いの表れとも似ている為、うっ滞と診断されたとしても原因たる腎不全が見逃されてしまうケース
・投薬や点滴で一時的に回復しても何度もうっ滞を繰り返す為、レントゲンで調べてみたら結石症であることが判明し、結石による不快感から食欲不振になり、うっ滞の原因になっていたケース
他にも歯の疾患による痛みや違和感から食欲不振になり、それが悪化してうっ滞を引き起こすということも多いケースの一つです
↑歯が痛くて軽いうっ滞になったとろろ。お薬大好きすぎて前のめりです
上記のケース以外で怖いケースといえば急性胃拡張によるうっ滞!
年齢や性別問わず、突発的に発症することが多く、進行がとても速い病気です。
胃の中にガスが溜まって風船のように膨らみ、他の臓器や血管を圧迫する為、うさちゃんは強い痛みを感じてほとんど動かなくなるもしくは楽な姿勢を求めて頻りに体勢を変える様子が見られたり、血行が悪くなる為、耳が冷たくなったりもします。
ガスを抜く治療や血流循環を良くする治療等をしなければならない為、うっ滞を引き起こしている際の自宅ケアとしてよく実践されるマッサージや強制給餌が逆効果となり、最悪死に至ることもあり得る…とにかく怖いの一言に尽きますね
換毛期や季節の変わり目になりやすい子、牧草嫌いで日頃から繊維質不足な子、体質的になりやすい子は飼い主様も落ち着いて対応できる一方で、「またうっ滞かなぁ」「この前もこれで回復してくれたから今回も同じようにすれば大丈夫」と無意識にそして悪気なく楽観的な考えになりやすいところがうっ滞の落とし穴だと思います⚡
うっ滞を繰り返す場合は基礎疾患があるかもしれない可能性を視野に入れて自己判断は控えること、また最低でも年に一度は健康診断を受け、レントゲンや血液検査等、詳しく検査してもらうことをオススメします
↑月一の定期通院に向かっているみぞれじぃじ。車の中でも撫で待ちしてます
キャリーに入れて病院に連れて行くことがストレスになってかわいそう、というのは間違いではないですが、痛みや苦しさを感じている状況が続くことは移動のストレスを上回るストレスになる、なにより命に関わることなので、万が一に備えてかかりつけ病院さんはしっかり決めておきましょう
毛球症によるうっ滞予防におすすめアイテム
・サプリメントで美味しく手軽に日常的なケアを!
・まずはハンドグルーミングから挑戦してみても◎!
うさちゃんの病気やケア等の知識がぎゅっと詰まったお役立ち本
・お家にあると何かと便利!うさちゃんと暮らす中で知っておきたい知識が詰まってます
海老名店 高嶺

海老名店の高嶺です

人もうさぎも体調を崩しやすい季節ですが、グルーミングでご来店するうさちゃん達の中には今が換毛期のピークを迎えている子が多くいます。
↑換毛中、いっぱい毛を取られたはちみつ(ちょいオコ)
換毛期といえばやはり怖いのはうっ滞のリスクが高まるというところ

夏バテ気味で食欲が落ちる子も増える一方で、抜け毛が多い時期だと「もしかしてうっ滞かも??」と不安になりますよね××
実際にうっ滞を経験して不安を感じたことがある方も多いのではないでしょうか💭
今回はそんな「うっ滞」について掘り下げていきたいと思います

胃腸うっ滞=胃腸の動きが滞る状態であり、ストレスや繊維質不足、病気等、うっ滞が起こる原因は多岐にわたります。換毛期の際は抜け毛による毛玉が胃腸内に溜まって胃腸が閉塞する病気「毛球症」が原因のうっ滞が起こりやすいです

典型的な症状としては、食欲不振・糞が小さくなったり少なくなることが挙げられます🤔
うさちゃんにはありがちの症状ですが、胃腸の動きが悪くなった原因を探っていくと思いもよらない病気が隠れていることもあり、自宅でのマッサージ等のケアや病院での投薬ですぐに治るケースもあれば同じうっ滞でも重篤な状態に陥ってしまうケースもあります

うさちゃんは具合が悪くても隠すのがとても上手な動物さんなので、食欲がない以外に異常がない場合でも詳しく検査してみると「大きな病気が隠れていた…」「かなり深刻な状況だった…」ということも珍しくありません。
例えば…
・女の子の場合だと子宮ガンも怖い病気の一つですが、それが肺や骨等に転移して苦しかったり痛かったり何らかの苦痛が食欲不振という症状としてあらわれ、そこからうっ滞に繋がってしまうケース
・特にシニアさんに多い腎不全による食欲不振、なんとなく元気がない、痩せてくる等の症状がどれもシニアさんにはよく見られる老いの表れとも似ている為、うっ滞と診断されたとしても原因たる腎不全が見逃されてしまうケース
・投薬や点滴で一時的に回復しても何度もうっ滞を繰り返す為、レントゲンで調べてみたら結石症であることが判明し、結石による不快感から食欲不振になり、うっ滞の原因になっていたケース
他にも歯の疾患による痛みや違和感から食欲不振になり、それが悪化してうっ滞を引き起こすということも多いケースの一つです

↑歯が痛くて軽いうっ滞になったとろろ。お薬大好きすぎて前のめりです

上記のケース以外で怖いケースといえば急性胃拡張によるうっ滞!
年齢や性別問わず、突発的に発症することが多く、進行がとても速い病気です。
胃の中にガスが溜まって風船のように膨らみ、他の臓器や血管を圧迫する為、うさちゃんは強い痛みを感じてほとんど動かなくなるもしくは楽な姿勢を求めて頻りに体勢を変える様子が見られたり、血行が悪くなる為、耳が冷たくなったりもします。
ガスを抜く治療や血流循環を良くする治療等をしなければならない為、うっ滞を引き起こしている際の自宅ケアとしてよく実践されるマッサージや強制給餌が逆効果となり、最悪死に至ることもあり得る…とにかく怖いの一言に尽きますね

換毛期や季節の変わり目になりやすい子、牧草嫌いで日頃から繊維質不足な子、体質的になりやすい子は飼い主様も落ち着いて対応できる一方で、「またうっ滞かなぁ」「この前もこれで回復してくれたから今回も同じようにすれば大丈夫」と無意識にそして悪気なく楽観的な考えになりやすいところがうっ滞の落とし穴だと思います⚡
うっ滞を繰り返す場合は基礎疾患があるかもしれない可能性を視野に入れて自己判断は控えること、また最低でも年に一度は健康診断を受け、レントゲンや血液検査等、詳しく検査してもらうことをオススメします

↑月一の定期通院に向かっているみぞれじぃじ。車の中でも撫で待ちしてます

キャリーに入れて病院に連れて行くことがストレスになってかわいそう、というのは間違いではないですが、痛みや苦しさを感じている状況が続くことは移動のストレスを上回るストレスになる、なにより命に関わることなので、万が一に備えてかかりつけ病院さんはしっかり決めておきましょう



・サプリメントで美味しく手軽に日常的なケアを!
・まずはハンドグルーミングから挑戦してみても◎!


・お家にあると何かと便利!うさちゃんと暮らす中で知っておきたい知識が詰まってます

海老名店 高嶺